2日目
今日の嫁
昼、知らない番号から携帯着信。出てみると、嫁の声。
嫁「あのさ~、どうやら携帯、家に忘れて出てきちゃったみたいなのよ。けど、わたしって日頃の行いがいいじゃない?だから、偶然にもおじいちゃんが今お店に来てくれてて、そっちに用事あるからついでに携帯も預かってきてやるって言ってくれてるの。悪いけど、携帯見つけといて。たぶん、ダイニングのテーブルの上だから。」
嫁の言葉は絶対信じてはならないということを学んでいるわたしは、携帯を耳にあてたまま、台所へ行った。
B「(やはり)見当たらないようだが?」
嫁「ああ、けどダイニングにあるのは間違いないからさ、わたしの携帯にかけて着信音で探してみて。よろしく」
電話を切って、テーブル上を見回しながら、自分の携帯アドレス帳から嫁の携帯番号を呼び出し、電話するわたし。しかし、呼び出しは始まったものの、どこからも嫁の携帯電話の着信音は聞こえてこない……と思ったら!誰かが電話に出やがりましたよ!あいつ、どこに忘れて来たんだよ~、相手どこの誰だこれ~!と思いながら受信ボタンを押すと……
「ぶぁっはっはっはっはっはー、かばんの中にあった!」
と高らかに笑いながら応えたのは嫁だった。
後でやって来たじいちゃんが「そいや携帯預かって来いって言われたんだが」と言ったのに対して「忘れてください」と返すのが精一杯なわたしであった。
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